葬儀後のお礼はどうすればいい?
更新日: 2023/10/16
葬儀が終わったら、葬儀や生前故人がお世話になった方にお礼状を送るのがマナーです。ここでは、相手ごとに違うお礼状のポイントをまとめました。

葬儀が終わったらお礼状を送るのが一般的
葬儀にまつわるお礼状は大きく2種類に分かれます。
1.会葬礼状
葬儀や通夜の当日、その場で返礼品と一緒に渡すお礼状が「会葬礼状」です。
2.忌明けの挨拶状
高額な香典をいただいた方や、葬儀でお世話になった方、香典や弔電、お供え物を送ってくださった方に、感謝の気持ちを込めて、四十九日の忌明けに出すお礼状です。
お礼状で感謝の気持ちを伝えよう
お礼状が郵送なのは、メールやはがきは略式の挨拶だからです。受け取って「失礼だ」と感じる人がいるため、正式な挨拶状を郵送で送りましょう。
生前お世話になった方へのお礼
お礼状の内容は「故人が生前お世話になったお礼」「忙しい中葬儀に参列していただいたお礼」です。
主治医や病院へのお礼
主治医や病院関係者へのお礼状は「病院や自宅療養で、最後まで懸命に生きようとしていた故人をサポートしてくださった感謝」を述べます。
香典をいただいた方へのお礼
香典をいただいたお返しには、「即返し」と「後返し」の2種類があります。 即返しは、香典をいただいた方へ、その場でお礼の品物をお返しする方法。いただいた香典の金額に関係なく、一律で同じ価格の品物をお返しします。直接手渡すために、香典リストの手間が省け、送料がかからないことがメリットです。 後返しは、いただいた香典の金額に応じて品物を変えてお返しします。いただいた香典の3割から5割の価格が香典返しの品物の相場です。(※)
※参照元:香典返しe-shop(https://koudengaesi-e-shop.net/manner/koudengaeshi/314)参列された方へのお礼
一般的には、葬儀の場では遺族側が参列者にお礼の言葉を述べます。 通夜や葬儀の焼香の時に、喪主と遺族は焼香所の横に立ち、参列者一人一人に立礼します。 通夜や告別式の最後にも、喪主が遺族代表として参列者全員にお礼の葬儀場で喪主様から御礼の挨拶をします。特に故人と関係の深かった参列者には、再度お礼の挨拶をするとよいでしょう。通夜と葬儀の参列者全員に、お礼状を付けた御礼品を受付で渡します。
故人の勤務先、上司へのお礼
故人の勤務先の上司への挨拶周りは、故人の初七日までに済ませるのがマナーです。「葬儀中はとりこんでおり、ご挨拶もできずに失礼しました」などと、お詫びの言葉を述べます。ただし、喪主が高齢者や未成年の場合は、代理人が喪主に代わってあいさつ回りに出向きます。 故人の勤務先や上司のほかに、挨拶回りしておきたい相手は、葬儀の世話役代表や近隣の人、寺社や教会、恩人、社会的に地位の高い相手などで、できれば当日に挨拶しておきましょう。
葬儀後のお礼が終わったらほかにやることは?
葬儀が終わっても、喪主には、四十九日法要の準備や、公共料金の名義変更、税金や年金などの役所関係の手続きがあります。こちらのページで葬儀後の喪主の仕事を具体例をまとめています。