四七日法要
更新日: 2023/10/13
四七日法要とは、四十九日までに行なわれる法要を指す中陰(ちゅういん)法要のうちのひとつ。近年は、四七日法要を省略する家族も増えてきていますが、伝統を大切にしていて法要を続けている地域もあります。 ここでは、四七日の意味や四七日法要のお布施・香典・服装・お供え物についてまとめました。

四七日とは
四七日(よなぬか、よなのか、ししちにち)とは、故人がお亡くなりになってから28日目のこと。四七日は、阿経忌(あきょうき)との別名もあります。仏教では、四十九日までの期間は7日ごとに極楽浄土に行けるかの裁きを受けると考えられており、四七日は4回目の審判を意味するのです。
複数回集まるのは負担がかかるため、四七日法要は省略されることが多いですが、地域によっては法要を行なうこともあります。四七日法要を行なうときは、僧侶をお招きして読経してもらいます。
四七日法要のお布施
四七日法要のお布施は、1〜5万円程度が相場です。四七日法要は小規模で行なうことが多いですが、もし法要と合わせて会食を行なう予定で僧侶が参加できないときは、御膳料を5千円程度お渡しします。また、御車代として5千〜1万円程度の用意も必要です。菩提寺がある場合は必ず確認しましょう、。
四七日法要の香典
四七日法要の香典は、3千〜5千円程度をお包みします。お供え物と合わせて、香典を持参しても良いでしょう。不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)と呼ばれる無地の封筒に、「御霊前」と記載します。故人が浄土真宗を信仰していたときは、「御仏前」と書きます。
四七日法要の服装
四七日法要では、男性は黒やグレーのスーツ、女性は落ち着いた色のワンピースなどの略礼装を着用しましょう。四七日法要は、身内のみの小規模で行なうことが多いため平服での参列を促すときもありますが、平服とは普段着ではないので気を付けます。
四七日法要のお供え物
四七日法要のお供え物は、食べ物やお花、線香などが多いです。また、故人が生前に好きだったものをお供えしても問題ありません。法要後に参列者に分けやすいように、個包装や日持ちがするものがお供え物として好まれます。