三七日法要

故人がお亡くなりになってから、3回目の法要である「三七日法要」。近年は三七日法要を省略するときも多いですが、地域によっては三七日法要を行なっています。ここでは、三七日の意味や三七日法要のお布施・香典・服装・お供え物についてまとめました。

三七日法要

三七日とは

三七日(みなのか、みなぬか)とは、故人がお亡くなりになってから21日目のこと。酒水忌(しゃすいき)とも呼ばれ、仏教的には極楽浄土に行けるかについて3回目の審判を受ける日と考えられています。
近年では、三七日の法要を省略する場合も増えてきており、僧侶を呼ばずに自分たちでお線香をあげるだけのケースも多いです。昔ながらの伝統を重視する地域では三七日法要を行ないますが、近しい家族や親族のみで集まるような小規模での法要となります。

三七日法要のお布施

三七日法要のお布施の相場は、3万円程度です。僧侶をお招きするときは、御車代として5千〜1万円をお布施とは別の封筒に包んでお渡しします。お布施の相場は地域によって違う可能性があるため、菩提寺がある場合、まずは直接確認しましょう。

三七日法要の香典

三七日法要の香典は、3千円程度が相場で、不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)に入れて渡します。参列者は、お花かお供え物など、香典以外を用意しても問題ないのが三七日法要の特徴。お花かお供え物を用意する場合も、予算は香典と同じく3千円程度で良いとされています。

三七日法要の服装

三七日法要では、略喪服を着用します。男性は黒やグレーのスーツ、女性は黒のワンピースなどが略喪服です。しかし、近しい親族のみで三七日法要を行なうときは、参列者とも相談した上で、落ち着いた色の服で行なうケースもあります。

三七日法要のお供え物

三七日法要のお供え物は他の法要と同じく、果物やお菓子、お花、線香などをお供えします。法要後に分けやすいような個包装になっていて日持ちするものが好まれますが、定番ではなくても故人が好きだった食べ物をお供えしても問題ありません。