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知っておきたい葬儀の知識

葬儀には専門的な知識やマナーが存在します。ここでは喪主と喪主をサポートする方に向けて、葬儀にまつわる知識をご紹介します。

喪主の時におさえておきたい葬儀知識

まず、喪主がおさえておくべき葬儀の要点をまとめました。

葬儀の事前準備

  • 万が一の際の流れの把握
  • エリア、宗教、形式、費用等、葬儀内容の把握
  • 葬儀社の選定

葬儀の事前準備は大きく分けて3つです。こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

ご遺体処置

病院でご臨終を迎えると、看護師によってご遺体の清浄や着替えが行われます。その後、納棺の際に行われるのが納棺式です。(タイミングは地域によって異なります。)納棺式では、

  • 湯灌(ゆかん)
  • 死装束(しにしょうぞく)へのお着せ替え
  • 死に化粧

が行われます。旅支度を整えた姿で、故人は納棺され、納棺の際はご遺体をケアするために、ドライアイスを使用した保全処置や、エンバーミングといった特殊処置を施す場合があります。

死亡後の手続き

死亡後にやらなければならない手続きは、主に3つ。

  • 死亡後から葬儀告別式までに行う手続き(死亡届の提出など)
  • 葬儀後、四十九日までにする手続き(保険や住民票など)
  • 葬儀、四十九日を終えてその後にする手続き(葬祭費の受理、相続手続きなど)

喪失感と葬儀の準備で冷静になれないかもしれませんが、手続きが滞るとトラブルの可能性もあるため、丁寧に確認しておきましょう。こちらで詳しく解説しています。

お葬式の流れ

お葬式・告別式は、1時間程度で終わるのが一般的です。参列者が着席したあと、僧侶が入場し読経を始めます。そして、参列者によるお焼香。告別式が終わり出棺すると、火葬場に移動します。出棺時に参列者に向かって喪主が挨拶をするのが一般的です。詳細の流れはこちらで解説しています。

葬儀のご挨拶

喪主が葬儀のなかで挨拶を行うタイミングは複数あります。お通夜、通夜振る舞い、告別式などで喪主が挨拶をするのが一般的です。それぞれのタイミングによって、挨拶の内容を変える必要があります。

葬儀後のマナー

いただいた香典に対してお返しの準備が必要です。最近は葬儀当日にお返しするケースも見受けられます。また、葬儀後早い段階で葬儀を手伝ってくれた方や故人が勤めていた会社や団体に、ご遺族が挨拶に行くのがマナーです。

宗教、スタイル別にみた知っておきたい葬儀知識

日本の葬儀は仏教方式で行うのが一般的ですが、当然ながら宗教によって葬儀の流れやマナーは異なります。

仏式

仏式は日本でポピュラーな葬儀の形式です。僧侶が読経をしたのち、参列者がお焼香をあげ、お通夜や葬儀を執り行います。

神式

神式とは、神道の形式で行う葬儀のこと。神社は死などの穢れを嫌うため、斎場や自宅で行うのが一般的です。参列者は、お焼香ではなく玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。

キリスト教式

キリスト教式は、大きく分けると「カトリック」と「プロテスタント」の2つがあります。カトリックは神父、プロテスタントでは牧師が説教を行い、参列者は賛美歌や聖書の朗読などして祈りを捧げます。

無宗教式

最近では宗教者を呼ばずに、無宗教式で執り行う葬儀も増えています。無宗教式の葬儀スタイルは自由で、好きな音楽をかけたり、故人や友人の思い出の映像を流したりしながら、故人を偲びます。