五七日法要

五七日法要では、命日から数えて5回目の審判が下される日に家族で集まって、故人が無事に極楽浄土に行けるようにお祈りします。 ここでは、五七日の意味や五七日法要のお布施・香典・服装・お供え物についてまとめました。

五七日

五七日とは

五七日(いつなぬか)とは、故人がお亡くなりになってから35日目のこと。小練忌(しょうれんき)とも言われ、一般的には四十九日が忌明けの日ですが、五七日を忌明けとする地域もあります。仏教では7日ごとに極楽浄土に行けるかの審判が行なわれると考えられていますが、五七日は5回目の審判を指します。五七日は、嘘をつくと舌を引き抜くことで知られる閻魔大王が審判する日です。

他の法要と同様に、五七日法要は省略する人が増えてきており、もし行なうとしても小規模であることが多いです。

五七日法要のお布施

五七日法要では、1〜5万円程度のお布施をお渡しします。葬儀の契約内容によっては、二七日〜六七日法要は葬儀費用に含まれているときもあるため、事前に確認しましょう。金額設定については、まずは菩提寺に確認しましょう。

五七日法要の香典

五七日法要の香典の相場は、3千〜5千円程度と言われています。お供え物のみを持参しても問題ないですが、香典と同額程度の物を用意しましょう。一般的に、香典は不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)に「御霊前」と書いてお渡しします。

五七日法要の服装

五七日法要の服装は、男性は黒やグレーのスーツ、女性は露出が控えめで色味が落ち着いているワンピースなどの略礼装を着用します。五七日法要は、小規模で親族のみを呼んで行なうことが多いため、服装に厳格な決まりはありません。

五七日法要のお供え物

五七日法要のお供え物は、お花や果物、お菓子などが好まれます。特に、法要後に参列者に分けやすい個包装のものや、日持ちがして持ち運びやすいものが適しているでしょう。さらに、故人が生前に好きだったものをお供えしても問題ありません。