六七日法要

六七日法要は、仏教的には6回目の極楽浄土に行けるかの審判を迎える日で、七七日法要や四十九日法要の1週間前に行なわれます。 ここでは、六七日の意味や六七日法要のお布施・香典・服装・お供え物についてまとめました。

六七日

六七日とは

六七日(むなのか、ろくしちにち)とは、故人がお亡くなりになってから42日目のこと。六七日は、別名「壇弘忌(だんこうき)」と呼ばれます。7日ごとに審判を受けると考えられている仏教では、六七日は6回目の裁きを受ける日とされています。

従来は、7日ごとに家族や親族を集めて法要を行なっていましたが、参列者の負担が大きいため二七日〜六七日法要を省略する家族が増えている傾向です。しかし、伝統を大切にしている地域では、六七日法要も行なわれています。

六七日法要のお布施

六七日法要のお布施は、1〜5万円程度が相場です。六七日法要は、自宅で行なうことが多いですが、僧侶をお招きして読経をしてもらうときにお布施が必要となります。まずは必ず菩提寺に確認しましょう。

六七日法要の香典

六七日法要の香典の相場は、3千〜5千円程度です。お供え物のみを持参しても問題ありませんし、お供え物と香典の両方を持参することもできます。香典は、「御霊前」と書かれた不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)に入れてお渡ししますが、浄土真宗の時は「御仏前」と記載します。

六七日法要の服装

六七日法要の服装は、略喪服を選ぶと良いでしょう。略喪服とは、男性は黒やグレーのスーツ、女性は露出の少ない落ち着いた色のワンピースを指します。家族のみで行なう法要であったとしても、普段着は避けましょう。

六七日法要のお供え物

六七日法要のお供え物は、食べ物やお花、線香、故人が好きだったものが好まれます。一般的には、法要の後に参列者とお供え物を分けるため、分けたり持ち運びしやすい物が適しています。また、食べ物をお供えするときは、日持ちがしやすいかも選ぶポイントです。