七七日法要
更新日: 2024/04/09
七七日法要とは、亡くなってから49日目に行なわれる儀式のこと。四十九日法要とも呼ばれ、一般的に忌明け法要、納骨法要、開眼供養(かいげんくよう)を行ないます。 今回は、七七日法要、七七日法要のお布施・香典・服装・お供え物についてまとめました。

七七日とは
七七日(なななのか、しちしちにち)とは、お亡くなりになってから77日目ではなく、四十九日と同じ日を指します。仏教的には、7日ごとに極楽浄土に行けるかの審判が下されると考えられており、七七日や四十九日は7日ごとの審判を7回迎えたことを表します。七七日以外の7日ごとの呼び名は、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日です。
七七日や四十九日までの日数の数え方は、関東と関西で違うのが特徴です。関東は亡くなった日を1日目として数えるのに対して、関西では亡くなった前日を1日目として数えます。
七七日と四十九日の違い
「七七日」と「四十九日」は、同じ意味です。七七日・四十九日に極楽浄土に行けるかの最終審判を受けるとされているため、故人が無事に旅立てるように家族や親族が集まり祈りを捧げます。七七日・四十九日に忌明け(きあけ、いみあけ)を迎えて、喪に服す期間が終了します。
七七日の特徴
七七日には、家族や親族が集まって七七日忌(なななのかき)法要や四十九日法要と呼ばれる儀式を行ないます。七七日法要と四十九日法要は同じ儀式を指しており、一般的に行なわれるのは忌明け法要、納骨法要、開眼供養の3つです。
忌明け法要
忌明け法要とは、喪に服す期間の終了を指す忌明けに行なう法要のこと。四十九日法要と同じく、僧侶による読経や法話、参列者による焼香などを実施。 七七日や四十九日が平日で家族や親族が集まりにくいときは、直前の土日に行なう場合もあります。
納骨法要
お墓や納骨堂、樹木葬など納骨したい場所に移動して、僧侶による読経と納骨を行なう納骨法要。いつまでに納骨を行なうかの決まりはなく、自宅で遺骨を保管していても問題ありません。しかし、納骨を希望するときには、何回も家族や親族が集まるのは負担がかかるため、忌明け法要と同じ日に納骨法要を行なうことが多いです。
開眼供養
開眼供養(かいげんくよう)とは、僧侶の読経によって、故人のために用意した仏壇や位牌に魂を込める儀式を指します。七七日法要・四十九日法要までは、仮の位牌である白木位牌をお供えしますが、開眼供養では忌明け法要後にお供えする本位牌に魂を込めます。仏壇や位牌だけではなく、新しいお墓を建立したときにも、開眼供養が必要です。
七七日法要のお布施
七七日法要のお布施の相場は、3~5万円です。お布施だけではなく、僧侶の交通費として御車代を5千~1万円をお渡しします。お斎(おとき)と言われる会食の予定がある法要では、会食に僧侶が参加しないときに御膳料として5千円ほど包みます。御車代と御膳料はお布施とは別に包むようにしますが、菩提寺がある場合は直接確認しましょう。
七七日法要の香典
七七日法要は、参列者が香典を包みます。施主との関係性によって相場が違い、施主が自分の祖父・祖母のときは3千~3万円、親のときは1~5万円と言われています。 香典や香典返しについては、宗教宗派や地域によって書き方などが違いますので、よく確認してからご準備ください。
七七日法要の服装
七七日法要は、遺族は喪服を着用します。和装と洋装はどちらでも問題ありません。男性は黒のスーツに白いシャツ、黒いネクタイを指し、女性は黒いワンピースに黒いストッキングが当てはまります。
七七日法要のお供え物
七七日法要のお供え物は、お花や食べ物、飲み物など消えてなくなるものが良いとされています。お花は白色のもの、食べ物は果物や焼き菓子などが定番です。飲み物はお茶やお酒を選ぶ場合が多く、ろうそくや線香などの消耗品をお供えしても良いでしょう。