大切な方が危篤状態の方へ
危篤と言われたらやること
更新日: 2023/10/16
「いつかはそんな日が来るかもしれない」と思っていても、親が危篤だという連絡がきたら、誰でも気が動転するものです。危篤の連絡を受けて第一に考えるべきは、大切な方のそばに少しでも長くいてあげることです。
危篤とはどんな状態か?
「危篤」とは、病気や怪我の状態が重く、生命が危ういことを表します。医師から危篤と告げられたら、残念ですが、意識を取り戻す可能性は極めて低いと考えましょう。
家族が危篤と言われたら、まず何をするべき?
家族が危篤と言われ大変つらい状況でしょうが、まずはいったん落ち着いて、以下の4つのことを行いましょう。
1. 病院へ駆けつける
危篤の連絡を受けた際は、すぐに病院へ駆けつけましょう。焦りは禁物ですが、大切な方の最期のときに間に合うように、なるべく急ぎましょう。
遠方から病院に駆けつける場合には、もしものときのためにそれなりの金額の現金や喪服を持参します。
2. 親族へ連絡する
危篤の連絡を、親族にも届けましょう。常識的には危篤状態にある方から見て3親等以内の方に連絡します。具体的には、1親等である親や子、2親等である兄弟・姉妹、3親等である伯父・伯母や甥・姪などに連絡しましょう。3親等以内でなくても、とくに親しい方がいれば、危篤の旨を連絡します。真夜中に病院から連絡を受けることもありますが、一刻を争うため、親族への連絡も病院から連絡を受けたタイミングで行いましょう。
3. 職場へ連絡する
駆けつけるために仕事を休む必要もあるでしょう。速やかに職場や上司に連絡してください。電話連絡が基本ですが、深夜や早朝などのときはメールで一報を入れます。
伝えるべき事柄は次の通りです。
- 家族が危篤の旨
- 危篤状態の人との関係性
- 数日間休む可能性があること
- 状況がわかり次第再度連絡すること
4. 葬儀社に連絡をする
もし大切な方がお亡くなりになった場合、葬儀社にご遺体の搬送などをお願いすることになります。
病院によっては葬儀社を紹介してくれるところもありますが、自分たちの希望や予算に合う葬儀社であるとは限りません。後悔ないお別れのためには、事前に自分たちで目星をつけておくことをおすすめします。
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危篤と言われて、家族にできることは
危篤は極めて厳しい状態ですが、家族にできることはあります。それは家族一緒に大切な方との時間を過ごすことです。
大切な方のそばで寄り添う
たとえ、意識がない状態であっても、近くにいる家族の存在は感じるはずです。可能であれば手を握ったり頬をさすったりしてあげましょう。
今の想いや感謝の気持ちを伝える
危篤状態で意識はなくても、耳は聞こえているといわれています。このため、大切な方に向けて前向きな言葉や感謝の言葉をかけましょう。
たとえば、「今までありがとう」や「元気になって、また一緒に〇〇に行こうね」などと気持ちを伝えます。
家族間で今後について相談する
お亡くなりになる前から不謹慎だと思われるかもしれませんが、家族が集まっているときに万が一のときのことを相談することも必要です。葬儀の場所、菩提寺への連絡について家族で話しておきましょう。
危篤から亡くなるまで何日くらいある?
危篤は、病気や怪我によって回復の見込みが乏しいときに、医師から告げられます。一般的に、危篤と言われてから亡くなるまでの期間は、どれくらいなのでしょうか。
入院中に容体が悪化して危篤になるときや、事故に遭って急に危篤になるときなど、さまざまな状況が予想されます。
危篤と言われても容体が落ち着く場合もあるため、どれだけ時間が残されているかは医師にも分からないことが多いです。
危篤状態は長続きすることもある
医師に危篤と言われると、すぐに亡くなってしまう印象があるかもしれません。しかし、危篤から10日以上小康状態を保つ人や、まれに体調が回復して自宅へ退院する人もいます。似たような病状でも、年齢や投薬の効果によっても予後が違います。また、持病や合併症の有無でも危篤からの予後は違ってくるでしょう。
医療のプロである医師であれば、知識と経験から危篤の時間が分かるのではと思いますよね。しかし、個人差がとても大きいため、医師にも危篤からお亡くなりになるまでの時間を正確に把握するのは困難です
危篤の連絡方法・配慮すること
医師から「危篤」と言われた場合、親族や仕事先の人など、周囲の人への連絡が必要となります。危篤時には、どのような連絡方法を選べば良いのでしょうか。危篤の連絡方法やタイミング、連絡時の注意点についてご紹介します。
危篤連絡のタイミングは?
親族への危篤の連絡は、深夜・早朝を問わず、できるだけ早く連絡するようにしましょう。
連絡相手が親族でも、深夜・早朝に連絡するのは、ためらうかもしれません。しかし、亡くなる前に会っておきたいと強く思う親族もいるでしょう。親族が遠方に住んでいて来院に時間がかかるときもありますが、早く連絡をすれば最期の時間を一緒に過ごせる可能性があります。
危篤の連絡方法
危篤時の連絡方法は、的確に状況を伝えられる電話が適しているでしょう。固定電話を持っていない人もいるため、携帯電話にかけても問題ありません。
電話で連絡がつかないときは、メールやSNSを使う方法もあります。危篤の連絡は電話で行なうのが一般的なため、いきなりメールやSNSで連絡するのは避けた方が無難です。
連絡に気付いたらすぐに駆け付けられるように、危篤の人の名前や、病院名、病院の住所、病棟、面会時間を伝えられると良いでしょう。
危篤連絡時の注意点
親族への連絡はできるだけ早く行ないたいですが、産前産後や病気療養中の人には、ショックが大きいかもしれません。また、高齢の方にとっては精神的な負担が大きく、体調に響く可能性があります。
連絡する相手に配慮が必要なときは、「危篤の連絡をしない」という判断も必要です。相手の置かれている状況に応じて、言葉遣いや伝える内容、連絡する・しないなどを検討するべきでしょう。
LINEやSNSで危篤の連絡を行なうときは、グループメンバーや公開範囲に気を付けてください。伝えるべきではない相手だったにも関わらず、気付かないうちに送信相手に含まれているときがあるからです。
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