立正佼成会のお葬式をするには

なじみのない宗旨宗派の葬儀に参列するときは、マナーや立ち振る舞いなどがわからず不安になるかもしれません。
立正佼成会の葬儀に初めて参列する場合も緊張するかもしれませんが、ほとんど一般的な仏教葬と同じです。そこで、立正佼成会の葬儀について詳しく解説します。

立正佼成会の葬儀

立正佼成会とは

立正佼成会とは、昭和の初めごろに創立した日蓮宗系の新宗教です。本部の所在地は東京都杉並区ですが、全国各地に238拠点あります。令和4年度版の宗教年鑑によると、立正佼成会の信者数は約200万人です。ほかの宗旨宗派を信仰していても入会可能という、寛容な宗教となっています。

立正佼成会の葬儀はどこでする?

立正佼成会の葬儀は、立正佼成会の道場で行われる場合もありますが、ほかの宗派の葬儀と同じように葬儀社の斎場で執り行われることも多くあります。
供花や祭壇なども、一般的な仏教式の葬儀と特別違う点はありません。

立正佼成会の喪主がやること

立正佼成会の葬儀で喪主がやることも、ほかの宗派の葬儀と同様です。葬儀前は準備を行い、葬儀中は弔問客に配慮しながら挨拶します。立正佼成会の葬儀では、各支部の方が受付や駐車場の誘導などの手伝いをしてくれるため、一般の葬儀よりも喪主やご遺族は弔問客への対応に時間を使えます。

立正佼成会の葬儀の服装は?

立正佼成会の葬儀では、一般的な葬儀と同様の服装を着用すればマナー違反にはなりません。男女別の服装は次の通りです。

  • 男性:黒色のフォーマルスーツ・白いワイシャツ・黒色のネクタイ・靴下や靴はすべて黒色無地のもの
  • 女性:黒色のワンピースやアンサンブル、スーツ・黒色のストッキング・バッグや靴は光沢のない黒色のもの

男性はネクタイピンを付けません。女性がアクセサリーを着用する場合には、真珠の一連ネックレス、もしくはジェットや黒曜石などのモーニングジュエリーが適しています。

立正佼成会の香典は?

立正佼成会の葬儀では、香典も一般的な仏教式の葬儀と同様に準備すればよいでしょう。香典を包む袋は、白黒の結び切りの水引が付いているものや蓮の絵柄が入っているものを使います。表書きは「御霊前」とし、表と中袋に氏名をフルネームで書きましょう。