亡くなった人への感謝の言葉
更新日: 2023/10/16
葬儀への参列や弔電など、亡くなった方に感謝の言葉を伝える場面はあります。しかし、故人との思い出があふれてしまい、感謝の気持ちが言葉にならないこともあるでしょう。そこで、亡くなった方への感謝の言葉の伝え方を例文付きでご紹介します。

亡くなった人への感謝の言葉とは
亡くなった方への感謝の言葉とは、葬儀が終わるまでの間に故人にかける言葉のことです。生前は照れて伝えられなかったことも、故人が旅立つ前にしっかりと伝えたいものです。
感謝の言葉といえば、葬儀の喪主挨拶や弔辞をイメージしますが、一般の参列者も伝えられる場面があります。どのような言葉をかけるかを、葬儀の前に考えておくとよいでしょう。
どんな内容を伝えるべきか?
亡くなった方への感謝の言葉に特別なルールはありませんが、何に感謝したいのか、具体的にイメージして伝えるのがよいでしょう。一般的には次のような言葉を故人にかけることが多いようです。
- 今までありがとう
- お疲れ様でした
- いつも〇〇してくれてありがとう
故人と過ごす時間を長く持てるときは、具体的なエピソードやそのときの気持ちなどを伝えられるかもしれません。しかし、一般の参列者の場合には故人との別れの時間は短いため、かけられる言葉も一言になることが多いでしょう。
いつ伝えるべきか?
葬儀・告別式で弔辞を頼まれた場合には、弔辞のなかで故人への感謝の言葉を伝えましょう。そのほかには、出棺前にお別れの花入れをするタイミングや弔電などがあります。また、特別に故人に感謝の言葉を伝えたいなら手紙に書いてきて、棺に入れることができる場合もあるでしょう。手紙を棺に入れる場合には、遺族の了解を得るようにしましょう。
使ってはいけない言葉
葬儀の際に使ってはいけない「忌み言葉」というものがあります。故人への感謝の言葉を伝える際も、次の言葉は使わないようにしましょう。
- 重ね言葉(ますます・度々)
- 不幸が続く印象を与える言葉(再び・また)
- 縁起の悪い言葉(消える・落ちる・苦しむ)
- 生死を直接言い表した言葉(死ぬ・急死・生きる)
感謝の言葉の例文
故人への感謝の言葉の例文をご紹介します。
「〇〇へ あなたとの出会いは大学のサークルでした。テニスが上手で日に焼けたあなたはいつも明るくて、サークルの人気者でしたね。目を閉じるとあの時の光景が目に浮かんでくるようです。また、就職が決まらなくて悩んだときは、あなたはいつも黙って私の愚痴を聞いてくれました。あの時のように、また天国で会える日まで私たちのことを笑いながら見守っていてください」