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親族以外の骨上げは大丈夫?

喪主をはじめ、遺族や親族によって行なわれる「お骨上げ」。喪主の判断によっては、故人の知人や友人も火葬場に同行するときがあります。親族以外がお骨上げをしても、問題はないのでしょうか。また、地域や火葬場の考えによっても違いはありますが、お骨上げにはお骨上げの方法や拾う順番、誰から拾うかなどの決まりがあります。
ここでは、親族以外によるお骨上げや、お骨上げの手順や拾う順番、お骨上げ後の流れについてご紹介します。

骨上げ親族以外

親族以外がお骨上げをしてもいいの?

お骨上げをする人に関するルールはありません。基本的には、火葬場に向かうのは、遺族や親族のみのため、お骨上げも遺族や親族が中心です。もし、一般の参列者も火葬場に同行したとしても、別室で待機するのが一般的です。
しかし、喪主の判断によっては、故人と親しい間柄の友人が火葬に参列するときもあります。喪主の許可を得て故人の友人も火葬に参列した場合は、お骨上げをしても問題ないです。

骨上げの手順や拾う順番は?

お骨上げは、喪主から始めます。その後、遺族や親族、喪主から参列を許可された友人や知人の順でお骨上げを行います。
お骨上げの順番は、足から始めて、腕→腰→背骨→肋骨→歯→頭蓋骨→喉仏の順で実施。特に、喉仏を納めるのは、喪主など故人と最も縁深い人の担当です。
お骨の拾い方は、1人でお骨を拾い上げて順番に箸でお骨を渡して骨壺に納める方法と、男女ペアとなってお骨を拾い上げる方法があります。地域によってもお骨の拾い方は違うため、火葬場の人に確認してから始めるといいでしょう。

骨上げ後の流れ

骨上げ後は、骨壺を受け取り、自宅に帰ります。
火葬場のスタッフが、骨壺を布で包んで渡してくれるので、喪主が骨壺を持ちます。遺影や白木位牌(しらきいはい)は、遺族や親族が胸に抱えて自宅まで移動。
自宅に帰った後は、線香をあげて、後飾り祭壇に遺骨を安置します。宗派によって呼び名が変わりますが、遺骨法要という読経が済んだら、喪主から順番に焼香を行なって葬儀は終了です。
後飾り祭壇は、四十九日の忌明けまで飾っておきましょう。