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お別れ会や偲ぶ会を友人のみで開催するには?

基本的には、お別れ会や偲ぶ会はご遺族が主催しますが、友人が主催して友人のみで行なうときもあります。お別れ会の主催は、ご遺族ではなく友人が行なっても問題ないのでしょうか。
今回は、友人がお別れ会の主催をしても良いのかや、友人のみでお別れ会を開催するときの注意点についてご紹介します。

お別れ会を友人のみで開催

お別れ会を友人が主催してもいいの?

お別れ会は、誰が行なうかの決まりがないため、友人が主催しても問題ありません。一般的には、故人の配偶者や子ども、ご兄弟が主催することが多いですが、職場の同僚や友人が主催者になるケースもあります。
近年は、家族や親族のみで小規模な葬儀をする人が増えてきていますが、参列できなかった友人が故人にお別れをしたいときにお別れ会を開催する傾向です。お別れ会の開催によって、故人の思い出話をしたり、友人同士の再会のきっかけになったりと、残された人にとっても良い機会となるでしょう。

お別れ会を友人のみで行う際の注意点

友人のみでお別れ会を開催するときは、ご遺族への配慮が不可欠です。なぜなら、お別れ会の内容や開催方法について、ご遺族の希望と友人の希望が一致するとは限らないからです。
故人の親しい友人として、お別れ会の内容に強い希望があるかもしれませんが、優先されるのはやはり故人と縁の深いご遺族の意見でしょう。
会場によっては、ご遺骨が持ち込めなかったり、お香が焚けなかったりと制限があります。また、演出が難しいときや収容人数が足りないときもあるため、事前の確認が必要です。

大切なのはどんなコンセプトで行うか

お別れ会の大切なポイントは、どのようなコンセプトで開催するかです。全ての人がお別れ会を行なうわけではないため、開催者としても、参加者としても戸惑うかもしれません。そのため、なぜお別れ会を行なうかを明確にしておきます。
自由度の高いお別れ会だからこそ、故人の写真をたくさん並べたり、故人とゆかりのある物を展示したりできます。
宗教や形式にとらわれない、故人の雰囲気を大切にしたコンセプトを選ぶと良いでしょう。

お別れ会の内容の決め方

まず、お別れ会で行いたい項目をご遺族と一緒に決めます。
そして、その項目を理解して実現できる葬儀会社を選択。お別れ会は、宗教的にこだわる必要はなく、故人の雰囲気を大切にした会を開催しましょう。
お別れ会のプログラムを決めたり、開催日時を決めます。さらに、会費制なのか香典をいただくのかをはっきりさせます。一般的には、会費制のお別れ会が多いです。会費と別に香典を用意する参加者もいるため、会費制で香典をお断りしたいときは香典辞退の旨を案内状にしっかりと書きましょう。