お別れ会・偲ぶ会の招待状の書き方
更新日： 2023/03/27
葬儀とは別にお別れ会や偲ぶ会を行う際には、参加して欲しい方々に案内をするために招待状を送ります。 ここでは、お別れ会を主催する場合の案内状の書き方について解説。招待状を送るときに気を付けておきたいポイントをチェックしておきましょう。
お別れ会・偲ぶ会の招待状の形式は？
お別れ会や偲ぶ会の案内を記載する招待状の形式には、いくつか種類があります。 基本的には、封筒の中に二つ折りカードと返信用のハガキを封入して送りますが、略式の場合は往復ハガキを使用することもあります。
二つ折りカードは、見開きにしたときに日時などの案内文と会場の案内図が一覧できるところが特徴。単カードよりも丁寧な印象になるため、招待状でよく用いられています。 返信用のハガキは出欠を確認するために必要になるので、必ず同封するようにしましょう。
お別れ会の招待状に記載すべき項目
お別れ会の招待状に記載しておく項目には、以下のような内容を明記しておきます。
- お別れ会・偲ぶ会の目的
- 時候の挨拶
- 故人への感謝の言葉
- 開催日時
- 開催場所
- 会費・香典の有無
誰を偲ぶ会であるのかを伝え、参加者が限定される場合はその旨も伝えます。
案内状の文頭に季節にあった時候の挨拶を入れて、会への出席をお願いする内容を記載します。
喪主や遺族が主催するお別れ会などの場合は、故人と生前にお付き合いいただいたことに関して感謝を伝えます。
開催する日程と時間を記載します。
会場となる場所の住所の記載だけでなく、簡単な地図や最寄駅からの経路なども一緒に添付しておくと丁寧です。
参加者が困らないように、費用や香典の有無についてはきちんと明記しておくことが大切です。
招待状の例文
遺族から故人の友人を招待する場合の招待状の例文（二つ折りカードの場合）
○○○お別れ会のご案内
拝啓
時候の挨拶
さてこの度 亡き（故人の名前）の「お別れ会」を下記の通り執り行うことと致しましたので ご参席承りますようご案内申し上げます また 生前賜りましたご厚情に対して 亡き（故人の名前）に代わり厚く御礼申し上げます なお 当日は平服でご参席賜りますようお願いいたします また、生前賜りましたご厚誼ご厚情に対しました、故人に代わり厚く御礼申し上げます なお、当日は平服にてご参集賜りますようお願い致します
敬具
令和○年○月 喪主○○○ 連絡先○○○
記
日時 場所 会費 地図
お手数ではございますが、ご都合の程を同封のはがきにて○月○日までにご返信賜りたくお願い申し上げます
招待状を書く際に気をつけるべきこと
招待状などの正式な文書の書き方は、縦書きでも横書きでもどちらでも構いません。 ただし、文面で句読点を使うことはNG。文章中に句読点を付けてしまうと「縁を切る」ことを連想させてしまうため、使用しないことがマナーとなっています。
また、香典や供花を辞退する場合やドレスコードの指定、会費の有無などは、招待状の中で事前にお伝えしておくことが大事。 参加する相手に気を遣わせないためにも、招待する側が配慮するようにしましょう。
