お別れ会に香典は必要?

お別れ会や偲ぶ会に列席するときに、気になるのが香典を持参するかどうかということではないでしょうか?招待状に香典や会費について記載があるのが一般的ですが、場合によっては何も言及がないこともあります。そこで、お別れ会や偲ぶ会での香典について解説します。

お別れ会でも香典・会費は持っていくの?

お別れ会とは葬儀・告別式とは異なる形式で行われるため、香典を持参するかどうかを悩むケースが多くあります。お別れ会のスタイルによって香典の要不要は変わりますが、一般的なケースは以下の通りです。

  • 会費制の場合:香典は不要。記載されている会費を持参する
  • 香典辞退の場合:香典は不要。特別に弔意を表したい場合は供花などを送る
  • 案内がない場合:念のため香典を持参。香典に包む金額は、1~2万円程度が相場

このように、招待状に特別な案内がない場合のみ、香典を準備するのが一般的です。香典に包む金額は、お別れ会や偲ぶ会の規模にもよるため、主催者に確認するのもよいでしょう。

お別れ会の香典袋は?

お別れ会に持参する香典袋は、葬儀・告別式で使用するものと同様の不祝儀袋です。白黒で結びきりの水引が付いているものを選びます お別れ会は無宗教で行われるため、宗教色の強い蓮やユリが描かれた不祝儀袋よりも、無地のものがふさわしいでしょう。

お別れ会の香典の書き方は?

お別れ会の香典では、不祝儀袋の表書きとして「御香典」もしくは「御花料」を用います。文字を書くときは、葬儀・告別式の香典と同様に薄墨の筆ペンを使うとよいでしょう。

不祝儀袋と中袋には氏名や住所を正確に書きます。故人の職場や所属団体の関係者の場合には、企業名や部署名なども書くと、主催者にわかりやすくなるでしょう。

お別れ会の香典の渡し方は?

お別れ会で香典を渡すのは、会場に入る前に設置されている受付です。「生前はお世話になりました」などと、受付の人に声をかけて香典を渡します。一般的な葬儀や告別式と同じように、氏名や住所を記帳することもあります。

受付が設けられていないお別れ会では、主催者に直接香典を渡しましょう。主催者が忙しくなさそうなタイミングを見計らって渡すことをおすすめします。