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葬式に呼ぶ人がいない場合

お葬式というと、多くの参列者が集まって行うものというイメージがあります。しかし、故人に親族や友人がいない場合、参列者の少ないお葬式になることもあるでしょう。また、葬儀にあまり人を呼びたくないというご遺族もいるかもしれません。お葬式に呼ぶ人がいないときの対処法をご紹介します。

葬式に呼ぶ人がいない場合はどんな状況か?

そもそも、お葬式に呼ぶ人がいないというのは、どのような状況なのでしょうか?最近多い事例を具体的にご紹介します。

親族が高齢で参列が難しい

故人がかなりの高齢だった場合、兄弟や友人も高齢で参列が難しいということもあるでしょう。この場合には、子どもや孫などといったごく近しい家族だけでお葬式をするケースが多くなっています。

親族が他界している

故人と縁のある親族がすでに他界していることもあるでしょう。友人や近所付き合いなどがあればお葬式に呼ぶ人がいるかもしれませんが、場合によっては家族数人だけで見送ることもあります。

親族間でトラブルがある

親族が疎遠だったりトラブルがあったりすると、訃報を伝えられないケースもあるでしょう。また、疎遠だった親戚の訃報を受けて、弔うことになることもあります。いずれの場合も、故人に親族以外の親しい友人や知人がいなければ、参列者のほとんどいないお葬式になるでしょう。

葬式に呼ぶ人がどれくらいいないのか?

お葬式に呼ぶ人がいないとはいっても、全体でどの程度の人数になるのかを踏まえて、お葬式のスタイルを考えるのが一般的です。

参列者が自分だけの場合

故人に親族や友人・知人がいない場合、参列者が喪主1人というケースもあるでしょう。参列者が1人だけというケースでは、簡易的なお葬式にするためにお通夜を行わない一日葬や、火葬だけを執り行う直葬にするケースも多くなっています。ただもちろん通夜と告別式の二日間のお式を執り行うことも可能です。

参列者が数名の場合

故人に兄弟や子どもがいて、数人お葬式に参列する場合には、家族葬のような小規模のお葬式を執り行うケースが多いでしょう。斎場の大きさも参列者の人数に合わせて選ぶとよいでしょう。

お葬式に呼ぶ人がいない場合の対処法

お葬式に呼ぶ人がいない場合、無理やり参列者を増やすために何かをしなければならないということはありません。対処法として考えておきたいことをご紹介します。

参列者が1名でも可能

お葬式は参列者が1人でも可能です。1人のお葬式であれば、ご自宅や小規模の斎場を借りて執り行えばよいでしょう。参列者が1人の場合は、お通夜をしない一日葬や火葬のみの直葬を行うケースが多くなっています。しかし、実際には一般的なお葬式を参列者1人で執り行うことも可能です。葬儀社に相談して形式を決めるとよいでしょう。

呼びたくない場合はそれも可能、デメリットもある

お葬式に人を呼びたくない場合は、訃報を伝える際に「密葬で執り行いますので」と、一言付け加えるとよいでしょう。また、お葬式に呼ぶ範囲を決める場合は後からトラブルになりやすいので、事前に調整することが大切です。

故人に関係者が多い場合、お葬式の参列を断ると、後から弔問客が自宅にやってきて個別に対応しなければいけなくなる可能性もあります。参列者が多いと大変かもしれませんが、一度に故人の供養をできる場を作れることはメリットといえるでしょう。