葬儀のてびきびと > 喪主のやることとは? > 親の死に向き合うことになったら

親の死に向き合うことになったら

いつか必ず訪れる親の死。子世代が行うべきことをまとめました。

親が死後、考えるべきこと

親が亡くなった場合、誰が喪主を務めるのか?

喪主を決める際は、一般的には血縁関係が近しい順、と考えられておりますが、ここでは大きく4つのケースを紹介いたします。

故人の遺言で決める もし故人が遺言で喪主を指定していた場合、血縁者よりも優先順位が高くなります
配偶者が喪主を務める 遺言で喪主を決めていない場合、血縁者より優先順位が高いのは配偶者です
血縁関係から選ぶ 血縁者から喪主を選ぶ場合は、血縁関係の濃い人が優先的に喪主になるケースが多いです。参考までに順番としては、長男、次男以降直系の男子、長女、長女以降直系の女子、故人の両親、故人の両親姉妹、と続きます
友人知人が喪主を務める 故人に配偶者や血縁者がいない場合、「友人代表」や「世話人代表」という形で友人知人が喪主を務めることがあります

親が亡くなった場合の香典は?

親が亡くなって、葬儀の手伝いに出る場合は、香典を出さなくてもかまいません。喪主になった場合は、香典を受け取る立場になり、香典返しもしなければなりません。

しかし、親が亡くなった時、遠方に出張中ですぐには帰れない時や、海外赴任中などの理由で、葬儀に出られないことがあります。その場合は3万〜5万円程度の香典を出すといわれています。

親の死後に必要な手続き

親が亡くなった時の手続きは、非常に煩雑です。葬儀社とのやりとりや、火葬や死亡届に関する役所とのやり取り、公共料金の名義変更、運転免許証の変換、財産があれば相続の手続きも必要です。詳細は「死亡後の手続き」を確認ください。

また、親が亡くなった場合、一般的には数日の休暇が認められています。勤め先によって日数や休暇申請の手続きが異なりますので、ご確認ください。

親の死を受け入れるために…

親を亡くし残された家族は、十分に悲しむ時間を与えられぬまま、親族の対応や葬儀の準備、さまざまな事務手続きに追われます。精神的にも肉体的にも非常にお辛い状況にいらっしゃると思います。

親との本当に最期のお別れをするのがお葬式です。わたしたちてびきびとは、親御さんへ感謝を伝え、悔いのない見送りができることを切に願っています。