喪主を2人でやってもいいの?

従来は、喪主は長男のみが単独で務めることが多かったですが、近年は複数人で担当する家族も増えてきました。喪主を複数人で行なうと、どのようなメリットがあるのでしょうか。 今回は、喪主の役割や人数、複数人で喪主を行なうケースについてご紹介します。

喪主2人

そもそも喪主の役割とは?

喪主とは、葬儀を円滑に進めるために立てられる人で、葬儀会社や菩提寺などとの打ち合わせや、参列者への連絡や対応を行ないます。葬儀の際には、遺族の代表として、参列者の前で挨拶も実施。
葬儀の後に行なわれる精進落としでは、参列者の1人ずつに声をかけて、ご挨拶や参列していただいた感謝の気持ちを伝える役割もあります。

喪主は1人でなくてはいけないか?

喪主は、複数人で行なっても問題ありません。以前は、長男が単独で喪主を務める場合が多かったですが、喪主の役割は多岐にわたるため、負担が大きくなりがちです。
しかし、喪主を2人以上で務める家族も増えてきており、物事を決めたり場を仕切るのが苦手な方は、複数人で喪主を務めると負担が軽減できるでしょう。
さらに、喪主の人数には決まりが無いため、3人以上で務めるケースもあります。一般的には、喪主は配偶者が1人で務めることが多いですが、配偶者が高齢の場合は単独で全ての役割を果たすのは難しいでしょう。

喪主が連盟で複数人いるケースとは?

複数人の連盟で喪主をするケースのメリットは、喪主を務める全ての人の顔が立つところです。従来型の長男のみが喪主を担当する場合、その他の家族の名前を喪主として連ねられず、仕事上の付き合いのある人に葬儀の情報が伝わらない時もあるでしょう。
しかし、連盟で喪主として名前が記載されていれば、連絡もスムーズに行なえます。