喪主を務めるのは配偶者?
更新日: 2023/10/13
喪主は、配偶者が務めるのが一般的です。しかし、故人に配偶者がいなかったり、子どもがいなかったりする場合もあるでしょう。もし、喪主を依頼されたときは、必ず喪主を担当しなければならないのでしょうか。今回は、誰が喪主を担当するべきなのか、故人に親族や知人・友人がいないときの喪主についてご紹介します。
一般的には配偶者が喪主になる
喪主は、一般的に配偶者が務めることが多いです。跡継ぎなど家長の責任が強く考えられていた時代は、夫が亡くなったときには妻ではなく、長男が務めるケースもありました。しかし、近年は夫が亡くなったときは、妻が喪主を引き受けるのが一般的です。 喪主を担当する人が、葬儀の全ての決め事をしていたため負担が大きかったですが、現在は子どもなどと話し合って葬儀の詳細を決める家族が増えてきています。
配偶者がいない、他界している場合は?
離婚や配偶者がすでに他界している場合は、子どもが喪主になります。子どもが複数人いるときは、長女・次女がいたとしても男性が優先的に喪主を務めます。そのため、長男・次男が喪主を務めることが多いでしょう。
エンディングデータバンクが行った調査(2014)によると、喪主は男性が57.1%と、半数以上を占めている特徴があります。
参照元:エンディングデータバンク(https://data.urban-funes.com/data/chief-mourner-predicable/)
配偶者も子どももいない場合は?
配偶者も子どももいない人の葬儀のときは、親族が喪主になるのが一般的です。もし、親族ともつながりが無い場合は、知人や友人、施設や病院などの代表者が喪主を担当するときもあります。また、司法書士などが成年後見人の立場から喪主を務めるケースや、行政からの依頼によって葬儀会社が葬儀を主催するケースも見受けられます。
喪主を断ることもできるの?
基本的には、喪主は依頼されても絶対に引き受けなければいけないものではなく、個人の意向が尊重されます。故人との関係性が良くなかったり、体調面に不安があったりと喪主を担うのが難しい状況もあるでしょう。しかし、明確な理由が伝えられないまま喪主の依頼を断ると、親族間の関係性に影響が出るかもしれません。そのため、代理人を立ててから断るようにすると、トラブルが起きにくいですよ。