孫が喪主をやることもある?

喪主は葬儀を執り行う上で決めておく必要があります。故人の孫でも、喪主を務めることはあるのでしょうか。ここでは、一般的な喪主の決め方や優先順位について解説。孫が葬儀の喪主を務める場合のポイントも紹介しています。

孫が喪主をやることもある

一般的に喪主を決める優先順位は?

喪主を選ぶ時に特別な決まりやルールはありません。故人が遺言状などで生前に喪主を選任している場合は、故人の意向が最優先になります。遺言状などがない場合は、故人との血縁関係や関係性の深さによって喪主を選出するケースが多いようです。
優先順位としては、故人の配偶者がいる場合は配偶者が喪主を務めます。配偶者がいない場合、長男や長女といった故人の子どもが候補になります。
故人に配偶者も子どももいない場合は、故人の兄弟姉妹の中で年長者が喪主を務めます。

孫が喪主を務めることもあり得る

喪主を決める際に明確な決まりごとがないため、故人の孫や長女の夫、おじやおばなどの親戚が喪主を務めることもあります。
喪主を決める上で大切なことは、故人との関係性。血縁関係の近さといった慣習で決めることがほとんどですが、故人が亡くなった時点での状況を考慮し、葬儀を滞りなく進めていくために適切な人を選ぶ必要があります。

孫(喪主)が葬儀で挨拶するときのポイントは?

孫が喪主となり葬儀で挨拶を行うからといって、特別な弔辞をする必要はありません。
参列者に対する感謝の気持ちを述べ、故人の死を悼む言葉を伝えることが大切。故人に贈る最後の言葉として、しっかりと自分の言葉で挨拶することがポイントです。
孫と言う立場を活かし、日常のささいなエピソードなどを盛り込むのもいいでしょう。