危篤の時に喪服を用意していいの?

危篤の連絡は突然来るもので、急いで駆けつける場合がほとんど。今まさに駆けつける際の服装にお困りの方へ向けて、服装やマナーをご紹介いたします。

危篤の連絡を受けたら

危篤とは、生命が危うい状態のことを指します。病院から危篤の連絡が入った場合には、「いつ亡くなってもおかしくない状態」と、医師が判断したということです。連絡を受けたのが夜中でも、すぐに駆けつけて大切な方の最期に立ち会えるようにしましょう。

駆けつける際に喪服を着るのはNG

危篤の連絡を受けて駆けつけるとき、喪服を着るのはやめましょう。喪服など真っ黒の服装はお葬式を連想させるので、縁起が悪い印象を与えてしまいます。家族や病院関係者から見ても不謹慎に思われないよう、なるべく地味な色合いの平服で駆けつけましょう。

念のため、喪服は荷物に入れておく

遠方から駆けつける場合、万が一のことがあっても、喪服を取りに戻る余裕はありません。ご逝去のあと、ご遺族は病院でのお支払いやご遺体の搬送、葬儀の手配など、さまざまなことをこなしていかなければなりません。遠方から駆け付ける場合以外でも、喪主になる方は喪服をカバンに入れて持参しておきましょう。

ご葬儀までの喪主の多忙さは皆さんの想像を超えるものです。大きな喪失感と悲しみの中、限られた時間のなかで、たくさんの手続きをしなければなりません。 もしもの時に慌てないためにも、大切な方がなくなったらすることを事前に把握しておくと安心です。

危篤の際、他にやるべきことは?

危篤の連絡を受けたら、なるべく早く以下の準備を進めましょう。

  • 他の親族や知人に危篤を知らせる
  • まとまった現金を準備しておく
  • 葬儀について検討する

まずは、危篤状態の方に近しい親族や知人にも連絡を入れることです。一般的には3親等以内の親族が対象ですが、他にも近しい方が入れば連絡しましょう。

また、ご逝去されたら慌ただしく葬儀への準備が始まります。今後の病院への支払いや葬儀にはお金がかかるため、まとまった現金を準備しておくことも大切です。危篤の段階で葬儀準備をすることに抵抗があるかもしれませんが、決して非常識ではありません。葬儀会社の目星をつけ始めることも、同様です。