老後資金、必要な金額は?
更新日: 2023/10/26
自分たちに必要な老後の資金はどれぐらいなのか、よくわからず不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
まずは、計算方法から説明していきます。

必要な老後資金の計算方法
必要な老後資金 =(毎月の生活費 - 毎月の収入) × 老後の生活期間
を基本式として計算します。
老後における夫婦2人の日常生活費は約22.1万円、ゆとりある生活を送るには更に約14.0万円が必要となります。一方、老後の平均的な収入は約25.7万円となるため、
必要な老後資金
=毎月の生活費 - 毎月の収入) × 老後の生活期間
=(36.1万ー25.7万)×(12か月×20年)
=2,496万
となり、毎月約10.4万円、20年で約2,500万円が不足するという計算になります。
※参照元:三井住友信託銀行|老後資金はいくら必要?今から考える準備のポイント
老後のためにやるべきこと
①支出を見直す
食費、通信費・保険料などの固定費を見直してみましょう。食費は支出の25%が適正水準と言われていますので、ご参考までに。
②老後のライフプランを考える
老後にやりたいことや目標などを書き出してみることで、今後かかる金額が計算しやすくなります。エンディングノートの活用もおすすめです。
③資産運用を行う
ここでは、主な2つをご紹介します。
つみたてNISA
つみたてNISAは少額からでも運用可能な投資です。年間最大40万円の非課税投資枠が設けられ、投資によって発生した利益は20年間非課税となります。
自分の好きなタイミングで投資商品の購入を止めたり、売却したり、つみたてNISAの口座自体を解約することもできます。また、いつでも引き出すことが可能です。
iDeCo
iDeCoは個人型確定拠出年金の略称で、私的年金の1つです。ご自身で掛金を拠出し運用益と掛金を年金として受け取ることができます。ただし原則として60歳まで引き出すことはできません。
最後に
「老後資金は2,000万円必要」と言われてきましたが、実際は2,000万円以上が必要となる時代。不安に思うかもしれませんが、早い段階から計画的に資金形成を始めていけば大丈夫。老後も、自分らしい充実した人生を送るために早めに取りかかりましょう。