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そもそも終活ってなに?

終活とは、人生の最期に向けた活動のことです。残された家族の負担を減らすというのは大きな目的の一つですが、もう一つ、自分の人生を振り返ることで残りの人生をさらに充実させるという目的もあります。
一緒に終活準備、始めて行きましょう。

終活

終活のメリット

①老後の不安を解消できる

老後のことや死というものに関しては、だれしもが漠然としているが故に不安を抱えているもの。

残りの時間でチャレンジしたいことを考えて人生設計を行ったり、老後資金の形成方法などを検討してみましょう。きっと自身の中で整理がつき、不安解消だけでなく、自分らしい充実した人生を送ることにつながりますよ。

②家族の負担を減らすことができる

残された家族は葬儀や墓の手配、遺産相続、遺品整理など、さまざまな手続きに追われることになります。
「エンディングノート」などを活用して必要になりそうな情報を事前に書き出しておきましょう。

③家族間のトラブルを避けることができる

遺産相続をめぐって仲の良かった家族が分裂してしまった…という話は珍しくありません。
相続に関するトラブルを避けるには「遺言書」を残しておくことが有効的です。

終活でやるべき10選

①身の回りの整理をする

遺品が多いと、遺品整理をする際に多大なコストと時間がかかってしまいます。時間と体力があるうちに断捨離を進めておきましょう。

遺品整理

②医療や介護に関する意思表示をする

万が一に備えてどんな医療や介護を受けたいのか、希望をまとめておきましょう。
また、保険証などの場所も併せて伝えておくと役立つかもしれません。

③財産の整理をする

ご自身の財産の一覧表を作成しておきましょう。相続の際に必ず必要になりますので、漏れのないように早い段階からリストアップしておくことがおすすめです。

④遺言書を作成する

遺言書は、遺産相続をする際のトラブルを避けるのに有効です。主な遺言書の種類としては、ご自身で作成することができる「自筆証書遺言」、公証人による作成が必要な「公正証書遺言」、内容を秘密にしたまま存在だけを証明してもらう「秘密証書遺言」があります。
かかる費用や証人の有無も種類によって変わってきますので、ご自身に合う様式のものを選んで作成してみてください。

⑤葬儀に関する希望をまとめる

やってほしいお葬式の規模や呼んでもらいたい人を決めておきましょう。

⑥お墓に関する希望をまとめる

埋葬方法やお墓の場所など、ご自身のお墓に関する詳細を事前に決めておきましょう。

⑦交友関係を整理する

ご自身に何かあった時に連絡をしてほしい人の連絡先をまとめておきましょう。整理している中で、長い間会えていなかった人とコンタクトをとれる良い機会になるかもしれませんよ。

⑧老後にやりたいことリストを作成する

老後の人生はせっかくゆっくりできる時間。今までやってみたかったけど時間がなくてできなかったことや勇気が出ずに挑戦できなかったことなどを書き出して、悔いのない人生を実現させましょう。

⑨老後資金を検討する

せっかくやりたいことリストを作成しても、経済面での不安が残っていると実現させられないかも… 最期まで自分らしい人生を楽しむために、事前に資金の管理をしておきましょう。

⑩エンディングノートを書く

エンディングノートには自分の死後、家族や友人に伝えたいことを自由に書くことができます。
お礼や感謝の気持ちを伝えることはもちろん大切ですが、死後必要になる、資産関係の情報やご自身の個人情報も書き留めておきましょう。

最後に

「終活ってよく聞くけど何から始めればいいの?」という方も多かったと思います。あるいは、「最期なんて考えたくない」という思いからなかなか始められなかった方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも、終活は今までの人生を振り返り、今後の人生をよりあなたらしいものにするための大切な活動です。
まずは「終活でやるべき10選」から始めてみませんか?